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新潟県新発田(しばた)市の長尾本店が作る干菓子。

形は米粒によく似ていて、米俵を模した入れ物に入っている。
黒ゴマの一粒一粒を山芋粉と糖蜜で包んだお菓子となっている。
味は、ほのかな甘さが特徴的。
銅の回転釜に黒ゴマを入れて、山芋粉と糖蜜をくるくると包みながら、乾燥させて、米粒状の形に仕立てて作られる。

明治28(1895)年※に当時の長尾本店の当主によって、養生糖が初めて作られた。
長尾家は元々、江戸時代に新発田藩の藩医を務めて家柄であった。
新発田藩の藩主である溝口家の殿様の脈をとっていたとされる。
古くから健康的な物として食されていた黒ゴマや山芋粉をお菓子に使ったことは、長尾家が藩医からの医学知識によるものであろう。
これらは漢方の薬剤であるため、「養生糖」の「養生」はそれからとられた。

※明治28(1895)年:日清戦争開戦の翌年

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