最終更新: niigatameisan 2023年12月29日(金) 14:04:11履歴
新潟県ホームページより引用(Ⓒ新潟県)
加茂桐箪笥(かもきりたんす)とは、新潟県加茂市の周辺で造られている桐製の箪笥である。
桐の白い艶が上品さを醸し出している。
加茂市は、古くから「小京都」と呼ばれる古都を偲ばせる落ち着いた街である。
現在、生産されている桐箪笥の多くは、加茂市で作られた物である。
加茂桐箪笥の始まりは、江戸時代の1800年代の初頭。
加茂の丸屋小右エ門が加茂桐箪笥を初めて作ったと言われている。
現存する最古の加茂桐箪笥の裏板に文化11(1814)年購入と記されている。
昭和3(1928)年に新潟県立加茂作業所で矢車(やしゃ)塗装が開発されて、現在の加茂桐箪笥のデザインができた。
加茂桐箪笥は、引き出しの開閉が軽く隙間がないため、湿気や熱を防ぎ、収納物を長年にわたって痛めずに保存をすることができる。
昭和51(1976)年に通産省(現・経産省)指定の伝統的工芸品に指定された。
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