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三条市公式ホームページより引用(Ⓒ三条市)

三条仏壇は、経産省の「伝統的工芸品」に指定されている工芸品の1つ。

新潟県の三条は、現在では金物のイメージが強い街だが、古くから「仏都三条」と呼ばれるほど仏教が盛んな地域である。
鎌倉時代の1297(永仁5)年に法華宗総本山の本成寺(ほんじょうじ)、江戸時代の1690(元禄3)年に真宗大谷派三条別院といった大規模な寺院が三条に創建された。
このように大規模な寺院が三条に複数あったため、三条で仏壇の文化が花開いた。

三条別院の造営の際に、当時都であった京都から、錺(かざり)金具師、指物師、宮大工といった職人が呼び寄せられた。
それらの職人の指揮のもと、三条の多くの職人が参加。
京の都の技術が三条の職人に広まり、それから三条の地で浄土真宗(真宗)の信仰が民衆に広く普及し、三条地域で仏壇が盛んに作られるようになった。
信濃川によって仏壇製造に必要な原材料の輸送が容易かったことも三条で仏壇が多く作られる後押しにもなった。
江戸時代中期頃に産地としての基礎が作られ、三条仏壇の技術は現在に続く。

三条仏壇は、寺院宮殿を忠実に再現した宮殿(くうでん)造りが特徴的である。
そして、美しい本漆塗、煌びやかな金箔押、きめ細かな錺金具が特徴的でもある。

1980(昭和55)年に通産省(現在の経産省)に三条仏壇が伝統的工芸品に指定された。

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