新潟県の食べものや名産品、物産品をまとめたwikiです。新潟県の魅力をお届けできれば幸いです。


「かきのもと」とは、新潟県で食される食用菊。
紫色の菊の花が特徴的。

新潟県内では、かきのもとと同じ品種の食用菊が地域によって「おもいのほか」とも呼ばれる。
なお、同様の物が山形県では、「もってのほか」とも呼ばれている。

かきのもとの語源は諸説ある。
「柿が実る頃に菊の花が咲くから」、「かつては垣根の根本に菊を植えていたため」、「柿の木の下に菊が生えていたため」、「柿の木の下に生えた菊の花を食べたら美味しかったから」
などの説があるが、はっきりとしたことはわかっていない。

おもいのほかの語源は「菊の花を食べたらおもいのほか美味しかったから」といわれているが、こちらもかきのもとと同様に詳細は不明である。

菊を食べる文化は古く、江戸時代から始まったとされている。
元禄期には、かの松尾芭蕉が「蝶も来て酢を吸ふ菊の膾哉」と詠んでいる。

現代とは違って、昔は冬に食べられる野菜が限られてしまうため、新潟県や山形県などの雪深い地域で菊が食された。
菊の花は、塩漬けなどにして保存することができたため、雪国である新潟県で食用菊がよく食べられるようになった。
家庭によっては、菊の根っこを佃煮にして食べていたようである。

現代では、新潟県内のスーパーにかきのもとやおもいのほかが販売されている。
副菜として今もかきのもとやおもいのほかは新潟県民に食されているのである。

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