新潟県の食べものや名産品、物産品をまとめたwikiです。新潟県の魅力をお届けできれば幸いです。


出典:農林水産省Webサイト

新潟県の上越(じょうえつ)地方では、笹寿司がよく食べられている。
笹寿司は、その名前の通り、笹の上に寿司が乗っかっている郷土料理である。
笹の葉の上に寿司飯を乗せた後、ゼンマイやタケノコ、ワラビなどの具を乗せて包んで出来上がる。

笹寿司は、「わらじ寿司」、「わらんじょずし」とも呼ばれている。
長野県の北部でも笹寿司が作られていて、一部の地域で笹寿司のことを「謙信寿司」と呼んでいる。
この「謙信」とは、新潟県の戦国大名の上杉謙信のことである。
長野北部の人々が上杉謙信に笹寿司を献上したという説などが残っている。

笹寿司は、昔から主に祭りや祝い事のときなどに作られた。
山菜や干物など保存の効きやすいものを具として、笹の葉に乗せて作られた。
笹には防腐効果があり、食べ物が痛みにくく、笹の香りも良く、食欲をそそられる。
笹寿司の起源ははっきりしていないが、恐らく農民の生活の知恵から自然発生的に生まれたものであろう。

笹寿司の米は、酒、砂糖、酢の合わせ酢を混ぜる。
具は、ゼンマイやタケノコ、にんじん、くるみなどを用意して、食べやすいように小さくしておく。
笹の葉の上に寿司飯を茶碗半分くらい乗せて、それから具材を見栄えよく乗せていく。
笹寿司を食べるときは箸でつまんで食べてもよし、笹の葉を持って直接口に運んで食べるもよし。

笹寿司は、2014(平成26)年に7月7日が「糸魚川 七夕は笹ずしの日」の記念日として登録された。

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