最終更新: niigatameisan 2023年12月11日(月) 21:10:32履歴
「新潟市 潟のデジタル博物館」より引用(Ⓒ新潟市)
福島潟を有する新潟市北区(かつての北蒲原郡)では、ふなの小鳥焼きがよく食された。
町の料理屋では、福島潟に飛来してきた入内(にゅうない)すずめ(ニュウナイスズメ)(すずめによく似たスズメ科の渡り鳥)が小鳥焼きとして焼かれて、高級料理として提供された。
一斑家庭では、ふなを入内すずめの小鳥焼きに模して、焼いて食された。
ふなの背を開いて焼き両面を焼き、こんがり焼けた頃合いに砂糖醤油をつける。
そして、このときだけ炭火を使い、もう一度火であぶって、こんがりとしたふなの小鳥焼きが出来上がる。
味は本物の小鳥焼きに似たものとなっている。
一般家庭では、おおよそどこもふなの小鳥焼きは上等な料理として扱われた。
来客用に提供されたり、正月料理として食された。
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